初七日が過ぎて落ち着くまではと、ちょっとだけ内緒にしておりました。
うちの黒ラブ犬ナナが先日8月5日、天国へ旅立ちました。
7月後半あたりから食欲がイマイチだったりして少し調子が悪かったのが、8月1日夜、夕食のあとに、突然倒れて起き上がれなくなり、翌朝、かかりつけの獣医さんに入院。3日間頑張ってくれたのですが、5日の朝、危ない状態なので急いで来てくださいと電話があって駆けつけた時にはすでに息を引き取った後でした。
脾臓に腫瘍があり、それが破裂したのが原因だったそうです。
6日の朝、宇治のペット斎場へ連れて行き、最期のお別れをして、お骨をいただいて帰ってきました。
享年15歳、大型犬にしては長生きだったと思います。人間に換算すると100歳越えです。最期をそばで看取ってあげられなかったことが悔やまれますが、それでも夜中のひとりきりの時ではなくて、お世話になった先生やスタッフさん達が周りにいる時間帯に逝ってくれたので、まだよかったなとも思ったり。
人がとても大好きで、散歩中も出会う人々に愛想振りまくり、犬友達も人間の友達も沢山作りました。うちにレコーディングに来たミュージシャン達にも「ナナちゃんナナちゃん」とちやほやされて、いっぱい可愛がってもらって、録音中もみんなの中心に居座り、寝そべり、何枚ものCDジャケットに名前をクレジットしてもらって。ほんと幸せな犬です。九州からうちへ来る前は、あわや保健所送りになるところだったんですから。一発逆転犬生ですわ。
お世話になったみなさん、本当にどうもありがとうございました。御報告、遅くなってしまってごめんなさい。
そうそう、不思議なことに、ナナが亡くなった朝、病院から帰ってからすぐザビエル大村氏から、そして翌日、ナナを斎場へ連れて行く前にPETA氏から、たまたま連絡があって、ナナの事をお伝えしました。よくよく考えると、お二人がいちばんうちに録音その他で出入りしていて、いつもナナと仲良くしていただいてたんですよね。レコーディングにナナが初めて立ち会ったのが大村はん&PETAさんのCDアルバム「同級生」なんです。楽しかったなあ。ナナもお二人には一番にご挨拶したかったんですね、きっと。
動物病院の先生&スタッフの皆さんにもこの10年間、ほんといろいろとよくしていただきました。フィラリアの治療や膀胱炎や、他所の犬に耳噛まれたのを縫ってもらったり、その他いろいろ。自宅にお供えのお花まで送っていただきました。どうもありがとうございました。
それにしてもいやほんま、今まで何回か飼ってたワンコとのお別れがありましたが、正直、今回はかなり堪えました。15歳になって、身体もずいぶん衰えてきて、そう遠くない時期にこの日が来ると、頭では覚悟ができているつもりだったんですけど、やっぱりダメですね。
10年間、寝てる時も起きてる時も24時間ずっと付き纏い半径1m以内のそばにいて、もはや私の一部と化していたので、なんだか私自身の3分の1ぐらいを失くしてしまったような感じです。